商品ものがたり

変わらぬもっちり食感
組合員さんへ。
想いも技もつないでいきます。

熟成ロイヤル

六甲アイランド食品工場から、
引き継がれたおいしさ。

湯捏(ゆごね)生地を配合し、こだわりのストレート製法で作った
もちもち食感と小麦本来の甘みが味わえる食パンです。

2025年3月、熟成ロイヤルは六甲アイランド食品工場と組合員の想いをのせ、日本生協連コープ商品として新たなスタートを切りました。

1999年、組合員の声に応えて開発がスタート。

「コープのパンは買ったその日はおいしいけど、翌日はパサつく」という声が多かったこともあり、1990年代後半、当時の食パンのトレンドだった「もっちり食感」の食パンづくりをめざして開発がスタート。食感を左右する「湯捏生地」づくりは困難を極めましたが、製餡会社へ委託することで安定と量産に目途が立ちました(のちに食品工場で内製化)。試行錯誤の末、この「湯捏生地」をたっぷり配合し、1999年9月に「熟成ロイヤル」としてデビュー。ミミまでおいしく食べられて、毎日食べても飽きのこないおいしさから人気商品になりました。

もっとおいしく、もっと喜ばれるものを。

デビュー後も「よりおいしく」を求めて、熟成ロイヤルは進化しました。2011年には生産ラインを更新。従来の生産ラインに比べてパン生地のダメージがなく、キメがより細かくなってさらにソフトに。2014年には主原料となる小麦粉に着目、パン用粉としては最もグレードの高い小麦粉を使用することでよりソフトで上品な甘さを感じられるようになりました。2019年のリニューアルでは「毎日食べるものだからこそ、健康に配慮」という視点で、食塩の配合量の見直しに着手。さらに原材料の一部(添加物)や配合比を見直すことで、よりしっとり感、甘みがアップしました。

六甲アイランド食品工場生産品から、日本生協連コープ商品へ。

2025年の食品工場稼働終了に伴いこのおいしさを、これからもずっとつなげていけるよう、食品工場の想いやこだわりの製法、原料を引き継ぐことのできる製造先を選定。特に、熟成ロイヤルの要ともいえる「湯捏生地を50%配合」「ストレート製法※」を再現するのが非常に難しく、完成に約3年の歳月を費やしました。組合員さんにも試食をしてもらい、いただいた声も参考に開発しました。
【※ストレート製法】すべての材料を一度に捏ねて、発酵から焼き上げまで行う製法で、小麦本来の味わいと湯捏生地の効果を最大限に生かせます。一般的に機械で大量生産する場合は「中種法」といって、パンの生地の一部を捏ねて発酵させ、発酵が終わったパン生地に残りの材料を加えて焼き上げます。

食品工場のこだわりをそのまま引き継ぎ、今までご支持をいただいてきた組合員さんにも納得いただける製品づくりを日々、追求しています。「熟成ロイヤル」ファンにはもちろん、初めて召し上がる方にも「おいしい︕」と感じてもらえるよう、今後もいろんなご意見をいただきながら成長し続けます。

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