コープス フードプラン 薩摩元気豚
2018年5月21日更新

のびのびと駆け回って、すくすくと育ちます
温暖な気候と豊かな自然に恵まれた畜産王国・鹿児島県。そのほぼ中央部に位置する霧島市に「鹿児島県経済連 隼人農場」があります。壁のない開放型の豚舎は風通しも良好。一頭あたりのスペースは、1.5平方メートル以上で一般的な豚舎の約1.5倍の広さです。豚たちはしっかり運動するので体力がつき、病気にもかかりにくくなるのですが、運動量が豊富な分太りにくいため、 肥育日数が一般の豚と比べると、長くなる傾向にあります。
餌には専用飼料を与え、病気予防のための抗生物質は使いません。その分、気を使うのが健康管理。場長の地蔵原さんの指揮のもと、職員の方々が、約8,000頭もの豚たちを注意深く見守っています。

管理に手間がかかるおがくずを、あえて使用
豚舎の床一面のおがくずは、一般的に使用されるスノコと比べて管理に手間を要しますが、においが少なく、清潔な環境を保ってくれます。さらに、山の土にすむ「土着菌」を混ぜているため、糞尿を分解・発酵し、堆肥としてリサイクル可能というメリットも。また、鼻で土を掘り返す習性がある豚にとって、ストレス解消にも役立っています。
こうして手塩にかけて育てられた薩摩元気豚は、ほどよく肉がしまり、コクがあるのが特長。「決してラクではありませんが、おいしい豚肉は健康な豚を育てることが大切」と、地蔵原さんの信念は変わりません。

飼育密度が一頭あたり1.5m²以上と、一般の豚舎に比べて約1.5倍の広さ。しっかり運動できるので、健康な豚に育ちます。


床一面に敷かれたおがくずは、土を鼻で掘り起こす習性を持つ豚のストレス解消にも役立ちます。

生産者の地蔵原さんは、できる限り自然に近い環境で育てるこだわりを熱弁!
